古代墨つぼ 金工装飾復元

古代墨つぼ 金工装飾復元

仕事でお世話になっている
建築会社(山内建匠)社長さん依頼の
古代墨つぼ 金工装飾復元です。

はっきりとした、年代は解りませんが
かなり古い時代の物だと思います。

歯車の作成の中で 線象嵌と言う手法で
模様入れをしましたので、少し紹介
します。
まず、歯車の大きさに切った銅版に
毛彫りタガネで埋め込む部分を彫ります
歯車は銅版:2mm使用

 

毛彫りで輪郭彫りができたら、実際に埋め込む線の
太さ・深さまで 彫り下げていきます。
埋め込む線は 先に作っておき、合わせながら
彫っていきます。

 

今回は 仕上がりが真鍮線のみ模様になるように
するので、真鍮線と銅線を編み込んで作ります。
象嵌法には、いろんな象嵌がありますが、
円形の輪郭模様には 一番線象嵌がシンプルで
きれいです。

そして 埋め込んだ線が抜けなくする為 表面の彫りより
奥が広くなるよう、さらに奥だけ彫り広げます 
この彫りが 一番重要で、木造建築で言う ほぞと
一緒なんです。

彫りに合して 線をなじませていきます
弟子時代には、彫った線と埋め込む線の
太さが違い よく師匠に怒られていました

埋め込みです。
打ち込みタガネで少しづつ叩いて埋め込みます。
叩いた所を何回も打ち込むと、線が伸びて失敗します
一回きりの勝負です・・・・・
一番 緊張するところです

全部埋め込み終わったら、表面をヤスリでおとします。
すると 銅線は歯車の銅と一体化し、真鍮のみが
模様として出ます。

それを、いぶし液につけるとさらに
真鍮部分がはっきりとみえます。
その他の工程は、箱型を作りそれぞれ彫金
浮き彫りを、ほどこします。

右面は大工(山内さん)が龍年という事で龍の浮き彫り。
正面は 昇鯉  繁栄の意味合いです。
裏面は 菱朝日  照らす・昇るの意味あいです。そして左側は 今彫金中ですが、松竹梅を
入れて墨つぼ全体をいぶして古っぽく仕上げる予定です。

山内建匠さんは、私が仕事をもらってる大工さんの中でも、とてもいい建物を建てる大工さん達です
だから、私も良い物を作ってお渡ししたいと思います。
それと、社長さんのお父さんがどの現場でも、家の方に(この度は仕事をさせて頂きありがとうございます)
と、頭を下げている姿を見て いつも背筋を伸ばされ感動します。

山内建匠さんのホームページはリンクに貼ってあります 


 

 

 

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